NTTデータ スマートソーシングは7月27日、コンカーと連携する経費管理BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)基盤「e-ZERO」の1つとして、人工知能(AI)を活用した経費不正の検知サービス「Fraud Checker」の提供を開始した。
e-ZEROのサービス群(出典:NTTデータ スマートソーシング)
Fraud Checkerでは、経費管理業務に特化したAIエンジンが経費精算の事後チェックで実施される「目視確認作業」を行い、不正が疑われる申請をポータルサイト経由で報告する。AIエンジンは、スタートアップ企業Miletosの経費精査基盤「SAPPHIRE」を利用する。
AIによる確認は、コンカーが提供する出張・経費精算クラウドサービス「SAP Concur」の経費精算データを、勤怠情報・ビルの入退館データ・独自データベースに保有する飲食店の情報などと照合して行う。また、カラ出張や会議費の有無を集計レポートで確認することが可能。各種データは、NTTデータ スマートソーシングのポータルサイトとブリッジプログラム経由でAIエンジンと連携し、分析結果も週に1回の頻度で確認できる。
Fraud Checkerでの報告イメージ(出典:NTTデータ スマートソーシング)
Fraud Checkerは、SAP Concurの導入企業を中心に初年度10社、2022年度までに100社の利用を見込んでいる。料金は個別見積もり。