アプトポッドは7月28日、産業用IoTミドルウェアの最新版「intdash2.0」をリリースした。大容量データ転送のための独自プロトコル「iSCP(intdatsh Streaming Control Protocol)」を採用している。
intdashは2018年6月にリリースされ、自動車や重機メーカーなど30社の50以上のプロジェクトで採用されているという。最新版では、IoTなどの概念実証から本番実装へ移行するユーザーニーズに対応して大容量データや膨大な時系列データの高速伝送などを強化している。
iSCPは、モバイルネットワークやインターネットを経由した秒間数千~数万のセンサーデータや動画像データなどの低遅延転送が行え、サーバー中継型の遠隔による制御や監視、診断、計測などを可能にしている。双方向のリアルタイムデータ転送ができるRealtime APIやRESTful APIなどを提供するほか、マイクロサービスによる秒間数十万点規模以上や同時アクセス数千台といった大規模環境への拡張性を持つ。
また、リアルタイムデータや蓄積されたデータによる科学技術計算処理や変換処理のためのAnalytics Services機能やMedia Services機能を備え、機械学習の学習データ収集からモデル開発・運用までのパイプラインを構築できるとしている。
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