日産化学はSAPジャパンの統合基幹業務システム(ERP)「SAP S/4HANA」を採用した。
同社は2018年に次期基幹システム刷新の検討を開始しており、旧来のSAP ERPからS/4HANAへ移行することで既存資産を有効活用できることなどを評価した。またS/4HANAが持つ化学業界における業務プロセスの豊富さ、同業界における実績、最新のテクノロジー進化に追随できる将来性なども採用理由となった。
同社は、2021年のあるべき姿を示す中期経営計画において、ビジネスモデルを「独自の革新的な技術で社会の要請に応える未来創造企業」と定め、諸施策を着実に実行し、事業領域を拡大することで、よりバランスのとれた事業ポートフォリオの確立、景気に左右されにくい企業体質の構築を推進している。