防衛医科大学校(埼玉県所沢市)は、学習教材のオンデマンド配信、レポートの共有基盤としてクラウドストレージサービス「Oracle Content and Experience(OCE)」を導入。統一的なオンライン授業を取り入れるべく活用しているという。7月30日、日本オラクルが発表した。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、4月以降は多くの科目で学生が居室で資料を閲覧、自習、課題を提出する授業方式を採用。学生を講義室に集めず、各科目の教官ごとで教育方法を模索、実施していたという。
統一的なオンライン授業環境整備の一環として、5月下旬から約3週間でOCEを導入。5月末から約1000人の教官、学生が活用しているという。
ウェブブラウザ、モバイル端末アプリからアクセスでき、ファイルのダウンロード先を統一。講義要目に沿ったフォルダへのアクセスのみで自己学習できると説明。
各人のレポート提出、オンラインでの進捗確認に加え、クラウドの保存領域に余裕があるため動画も活用できるという。一定期間教材を保存でき、繰り返し復習も可能。
アップロードされるファイルには自動でウイルススキャンを実行するとしている。
OCEは、オラクルの国内データセンターから提供。活用人数や時間ではなく、アセットやファイル数、データ転送量に応じた価格体系を採用している。

OCEの価格体系(出典:日本オラクル)