セコムグループでビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)、ICT関連を事業とするセコムトラストシステムズ(渋谷区)は8月3日、企業のテレワークを支援するサービス「セコムあんしんテレワーク(USBリモート端末)」を発表した。USB端末を従業員個人のPCに差すだけで安全にテレワークできるという。8月から発売する。
USB端末と仮想閉域網(VPN)構築用のゲートウェイ端末を活用する。USB端末を差してPCを立ち上げると、社内システムにつながる専用OSで起動するという。セキュリティ対策していない個人PCでも社内同様の環境でテレワーク可能。テレワーク用PCの支給コストを削減できるとしている。
本人認証はID、パスワードに加え、USB端末にインストールした電子証明書も活用。インターネットを利用するが、データ通信を暗号化するSSL-VPNで接続し、セキュリティを確保すると説明。
PCにデータを残さないシンクライアントとして活用できる。紛失、盗難、破損リスクを軽減するとしている。
レンタルとなるゲートウェイ端末の設置、設定は専門スタッフが代行する。個人PCでUSB端末を初期設定後、すぐに活用できるという。
ヘルプデスクは24時間オンサイトでの保守対応に加え、USB端末紛失時の利用停止処理も可能。ユーザー専門のヘルプデスクも設置できるという。導入、運用、サポートまでワンストップで提供するとしている。
※クリックすると拡大画像が見られます
契約は1年ごと自動更新の2年契約で、最小契約単位はUSB端末10。対応OSは「Windows」のみだが、自宅PCの仕様で起動できない場合もあると説明。また、ビデオ会議などのマイク、カメラを使う機能は使用できない場合があるとしている。
税別利用価格はサービスの初期費用として10万円のほか、USB端末1つにつき初期費用が4000円、月額利用料が1480円。ゲートウェイ端末は初期費用が15万円から、月額利用料が2万円から。
USB端末を差して活用する(出典:セコムトラストシステムズ)