NECはSAP Aribaを導入し、「外部支出コストの削減」「社内業務の効率化」「コンプライアンス違反防止」などを進めていくことで、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる。業務改革の支援およびシステムの導入は、アビームコンサルティングが担当する。
NECはグループ全社でDXを推進し、その一環で2019年7月に「経費・間接材調達プロセス改革プロジェクト」を発足させ、調達領域のDXを推進している。今回の導入の第1フェーズとして、NECとグループ企業のNECマネジメントパートナーにおける業務改革とシステム導入を進めた後、将来的には国内外のグループ企業への展開を計画している。
SAP Aribaは直接資材や間接資材、サービスや外部人材などあらゆる分野の調達・購買のプロセスを管理するソリューション。SAP Fieldglassと連携してAriba Network上では、毎年合計約346兆円規模の商取引が行われている。SAP Fieldglassは、世界180カ国以上の国において、企業などの組織・団体が、フリーランサーや副業で働く高度スキルを持つ人材を見つけ、契約し、管理するソリューションとして活用されている。
今回の導入では、戦略的ソーシングから購買オペレーションまでのSAP Aribaの主要全モジュールに加えて、新型コロナ対策に伴うワークスタイル変革へ電子署名のSAP Signature Management by DocuSign、業務・支出分析の効率化・高度化へプロセスマイニングのSAP Process Mining by Celonis、SAPR Analytics Cloudも導入する。