アサヒグループホールディングス(アサヒグループ)は、調達・購買SaaS「SAP Ariba」を導入。国内グループ企業における間接材の調達改革を実施した。
SAP Aribaは、2019年1月にアサヒグループおよび経営管理グループ本社のアサヒプロマネジメントでの稼働を開始している。その後、同年7月にアサヒビール、2020年1月にアサヒ飲料およびアサヒグループ食品での稼働を開始した。
アサヒグループではグローバル消費財企業の調達機能のプラクティスとのギャップの分析などを行った結果、日本においては直接材の連携体制の強化と間接材のカバー率の拡大が当面の課題と判断した。そこで「コストリダクション獲得の拡大」「コンプライアンス強化」「生産性の向上」を目的に、ルール、システム基盤、人材・組織基盤の整備を推進するため新たなシステム基盤としてSAP Aribaの導入を決定した。
2021年に向けては、継続的なコストリダクションを実現し、アサヒグループ全社が調達する間接材総額のうち、SAP Aribaを通じて調達部門が関与する間接材調達金額の比率を80%以上にすることを目指している。今後は、サプライヤーとの適切なコミュニケーションを通じ関係性を強化するとともに、KPI(重要業績評価指標)設定・合意と実行評価・共有・改善を行い、「戦略的プロキュアメント」「持続可能な調達活動」「高品質な購買オペレーション」を行っていくグローバル情報基盤として、SAP Aribaを活用していく予定だ。