編集部からのお知らせ
宇宙ビジネスの記事まとめダウンロード
記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」
米ZDNet編集長Larryの独り言

HPEのネリCEOに聞く、コロナ後や戦略--「需要は安定しているが変化」

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2020-08-07 06:30

 Hewlett Packard Enterprise(HPE)の最高経営責任者(CEO)であるAntonio Neri氏は、新型コロナウィルスに感染した経験から、今回のパンデミックについて深い知識を持っている。Neri氏は、このパンデミックの中で、HPEのサプライチェーン、従業員、企業文化をどんな方向に持っていこうとしているのだろうか。

 筆者は同氏にビデオインタビューを行い、需要の状況や、エッジコンピューティング、ソフトウェア企業という観点でHPEが目指すもの、製品ポートフォリオ全体を「アズ・ア・サービス」として提供する方針への転換などについて話を聞いた。

 この記事では、動画で紹介したインタビューの内容から、いくつかの重要なテーマとハイライトを抜粋して紹介する。

 新型コロナウイルスが蔓延する状況での事業の再開について。Neri氏は新型コロナウイルスに感染したが、復帰は早かった。HPEはサプライチェーンを回復させ、前四半期に積み残した案件を処理することができている。同社は事業を展開している172の市場で従業員に在宅勤務をさせており、顧客からは「クラウドネイティブなアプローチ」による従業員からのサポートを求められているという。

 同氏は現状について、「世界93カ所の拠点で再開しましたが、米国には一カ所もありません。ゼロです。今は私たちが第1フェーズと呼んでいる段階で、最大で20%までの従業員を職場に戻せるようにしているのですが、それで現状を乗り切っています」と説明した。

 未来の働き方について。Neri氏は次のように述べている。

 私たちが以前の仕事のあり方に戻ることはないでしょう。以前のように、従業員がオフィスにデスクを持ち、通勤して仕事をすることはもうありません。オフィスは今後、全面的に再設計されて、ほかの人と協調し、イノベーティブな経験をする場になると思います。おそらく従業員の最大50%は、日常的にオフィスに戻って業務を処理することはないでしょう。もちろん、イノベーションセンターのセッションや、共同作業のセッションのため、あるいはそうした作業の社交的な側面のためであれば、全員がオフィスに戻ってくるはずです。これは、私たちの働き方を変え、経験の質を向上させるためだけでなく、私たちの施設の使い方を合理化するチャンスでもあります。

 Neri氏は、働き手の家族が抱えている状況は人によって異なっており、今後は学校の手配も難しくなるだろうと付け加えた。今後、HPEをはじめとする企業は、企業文化を維持しながら柔軟性を提供することで、そうした従業員を支えていく必要があるだろう。

 HPEの需要に関する状況について。Neri氏は「需要は安定していますが、需要が新しい分野やこれまでとは異なる分野にシフトしています」と語っている。

 同氏によれば、ITのレジリエンスに関わる、あらゆるインフラやソフトウェアが注目を集めているという。また、クラウドやバーチャルデスクトップインフラ、ハイパフォーマンスコンピューティングだけでなく、セキュリティも重要な分野になっている。同氏は、「企業には主要な拠点があり、支部があります。そして今では、マイクロ支部ができました。世界中にある私たちのオフィス、私たちの自宅のオフィスです。このため、セキュリティが非常に重要になっています」と述べている。

 それらの「支部」はエッジサイトの役割も果たす。HPEは最近、「Aruba」の製品ポートフォリオを補完するためにSilver Peakの買収を発表した。Neri氏は、エッジは今後アナリティクスで使用するデータを提供するようになると予想され、いずれはこれが新しいビジネスモデルになるだろうと述べた。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    MITスローン編著、経営層向けガイド「AIと機械学習の重要性」日本語版

  2. クラウドコンピューティング

    AWS提供! 機械学習でビジネスの成功を掴むためのエグゼクティブ向けプレイブック

  3. クラウドコンピューティング

    DX実現の鍵は「深層学習を用いたアプリ開発の高度化」 最適な導入アプローチをIDCが提言

  4. セキュリティ

    ランサムウェアを阻止するための10のベストプラクティス、エンドポイント保護編

  5. セキュリティ

    テレワークで急増、リモートデスクトップ経由のサイバー脅威、実態と対策とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]