大豊建設は、Algoageが提供する顔画像解析AI(人工知能)を活用し、作業員向けの健康管理システムを導入した。システムの構築はAlgoageが実施した。
2018年創業のAlgoageは、深層学習を中心とした画像認識/生成、言語処理などのAI技術を活用したソリューションを提供する企業。今回のシステムのために、作業者が簡単に手間なく情報を記録できる顔認証機能付きのiPadアプリケーションや、データをクラウドで一元管理できるウェブアプリケーション、健康リスクをリアルタイムでモニタリングし、危険を察知するとアラートを出す機能を持ったAIエンジンなどを開発した。

大豊建設の抱えていた課題

Algoageが提供したソリューション
大豊建設では、現場作業員の健康管理において、アナログな問診書類が利用されていたり、機器で算出した数値を手で書き写す必要があったりするなど、非効率な入力プロセスが多くあった。そのため、データに効率的にアクセスできず、管理コストや利用コストが高い状態だった。また、その情報をもとにした、網羅的な作業員の健康状態のモニタリングが十分にできていないことがこれまでの課題だった。
Algoageのソリューションにより、現場作業員の負担になっていた入力作業の手間や現場管理者が情報の管理・参照する際の負担が大幅に低減された。そしてシステム化された網羅的、即時的な健康状態管理が可能になったという。