NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は8月11日、仮想オフィスサービス「NeWork(ニュワーク)」を発表した。無料で利用できる。同日から事前登録の受け付けを開始、8月31日から提供する。
従来のウェブ会議では難しかった、立ち話感覚での相談や雑談などを活性化できるように設計されたというコミュニケーションツール。NeWorkにログインしておくことで同じオフィスにいるかのようにチームやプロジェクトのメンバーに話しかけられるという。
PCのウェブブラウザからログインして、自分の居場所にあたる“ワークスペース”に入る(最大50人まで参加可能)。ワークスペース内にはプロジェクトや話題ごとに“バブル”を作ることができ、このバブルが仮想的な部屋(会話スペース)として機能する。
バブルに参加しているときは、常に接続された状態となるため、発言するだけで即座にバブル内のメンバーと会話できる。バブルにいないメンバーも話せる状態かどうかをアイコンで表示して、気兼ねすることなく、ワンクリックで話しかけられると説明。メンバーとの会話は、映像に加えて、資料の画面共有も可能だ。
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同じバブルに入っていれば、マイクに向かって話すだけで全員に伝わる。ウェブ会議のようにURLを発行して共有したり、招待メールを探したりするなどの事前の準備は必要ないと説明。大人数のウェブ会議にありがちな、話す人と聞く人に別れたコミュニケーションではなく。少人数でワイワイガヤガヤ、活発に意見を交わすコミュニケーションに向いているという。
興味のあるバブルを見つけたら、クリックするだけで簡単に会話の輪に加われるとしている。
NeWorkでの状態は、オープン、ワーク、ゾーンという3つのモードに切り替えられる。モードを変更し忘れないようにスピーカーとマイクのオン/オフと連動して自動で確実にモードを変更できるという。
オープンは「自分の声=オン、相手の声=オン」の状態になり、いつでも会話可能。ワークは「自分の声=ミュート、相手の声=オン」であり、話しかけられたら会話できる“耳だけ参加”の状態。ゾーンは「自分の声=ミュート、相手の声=ミュート」で会話できない状態であり、作業に集中したいときに使う。
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「1分もかからないけど、みんなに意見を聞きたい」「自宅で作業しているときの孤独感を解消したい」といったニーズに対応すると説明。ワークスペースやバブルを実際の職場になぞらえて設定すれば、オンラインでもオフィスのように話しやすい環境を再現できるという。