NTT Com、仮想オフィス「NeWork」を8月末から--リモートでも気軽な雑談を再現 - (page 2)

TechRepublic Japan Staff

2020-08-13 06:45

 また、例えばエレベーターでの会話のような、1対1での会話も可能と解説。同じワークスペースに入っていれば、社外とも気軽にコミュニケーションできるとしている。

 今後、有料版の提供も予定している。無料版と有料版はともに利用状況や利用者の声などを踏まえてサービス内容を随時検討、見直していくとしている。

 リモートワークにおいてはウェブ会議やチャットが必須だが、事前のスケジュール確認や打ち合わせURLの発行、URLの連絡などの手間がかかり、話しかけるような気軽さでは利用できないのが現状と指摘する。

 リモートワーク環境下では、オフィスで隣にいた同僚たちと話すためにもウェブ会議を設定しなくてはならず、隙間時間を見計らった簡単な相談やチームワークを円滑にしたりアイデアを生み出したりするための雑談が難しくなっている。

 NeWorkは、こうした課題を解決するために「リアルより気軽に話しかけられる」ことを目指して開発したという。NTT Com社内の“人間中心設計(Human Centered Design:HCD)”の専門家が参画して、利用者の体験価値を中心に据えたデザイン思考に基づいてプロジェクトを進めていると説明する。

 開発は、社内外の有識者などへのインタビューを重ねてコンセプトをまとめるとともに、ユーザーインターフェースを設計して、開発着手からリリースまですべてリモートワークで進めたという。

 音声と映像の通信にはNTT Comの「SkyWay」を活用。SkyWayは、NTT Comが開発したエンジニア向け「WebRTC」プラットフォーム。WebRTCは、ウェブブラウザでリアルタイムの映像や音声の通話を実現するための標準技術。SkyWayは、NTT ComがWebRTCの実装に必要なソフトウェア開発環境とサーバー群を提供しており、オンラインの英会話や翻訳、診療で活用、コンタクトセンターや低遅延のライブ配信にも使われているという。

 NeWorkは、日本国内のメディアサーバーを利用しているため、通話データが海外のサーバーを経由していない。第三者が勝手に参加したり、会話を聞いたりできないような対策も取っていると説明する。

 セキュリティ対策を最優先に開発した主張。NTT Comだけでなく、NTTセキュアプラットフォーム研究所、NTTセキュリティやWhiteHat SecurityなどNTTグループの技術を結集して堅牢なシステム上で提供すると解説する。

 アジャイル開発で随時機能を追加していくと説明。今後追加が予定されている機能は以下の通り。

  • 立ち聞き:会話中のバブルにくっつくことで、内容を聞くことができる
  • バブルの非公開設定
  • ワークスペース参加人数の拡張
  • テキストチャット機能
  • ノンバーバル(非言語)で感情やリアクションなどを伝える機能

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