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マイクロソフトが自社のオープンソースの取り組み示すサイト開設

Liam Tung (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2020-08-17 12:36

 Microsoftは、最高経営責任者(CEO)がSatya Nadella氏に変わってから、Linuxコミュニティやオープンソースソフトウェアコミュニティの嫌われ者のイメージを払拭するために、多くの発言や取り組みを行ってきた。

 現在のMicrosoftは、「Windows 10」にLinuxカーネルを組み込み、GitHubを傘下に収め、「Android」デバイス「Surface Duo」を発表し、商用クラウドを収益の柱に据えている。オープンソースソフトウェアに自社の知的財産や収益源を食い荒らされることを恐れていた30年前とは、まったく違う企業だと言っていいだろう。

 今の同社は数多くのオープンソースプロジェクトを抱えており、その数は増え続けている。これには、大人気のクロスプラットフォームコードエディター「Visual Studio Code」(VS Code)や、「.NET Core」、大ヒットしたJavaScriptベースのプログラミング言語「TypeScript」、Windows開発者向けのオープンソースツール「PowerToys」や「Windows Terminal」なども含まれる。

 同社が、「顧客に選択とテクノロジーとコミュニティをもたらす」ために、どのようにオープンソースを取り組んでいるかを紹介するウェブサイトを開設している(もちろん、このサイト自体もオープンソースの技術を使って作られている)。

 Microsoftでは、3万5000人以上のエンジニアが、同社が公式に提供しているオープンソースプロジェクトやサンプル、ドキュメントをホストし、リリースするために「GitHub Enterprise Cloud」を利用しているという。

 またこのサイトでは、Microsoftが社内で行っている取り組みである「One Engineering System」(1ES)チームが、同社のオープンソースプロジェクトにどのような影響を与えているかも説明されている。1ESはMicrosoftのエンジニアリングプロセスを改善することを目的とした200人前後のチームで、その過程で生まれたツールやプロセスを顧客にも提供している。「Git Virtual File System」(GVFS)などもその例だ。

 MicrosoftのオープンソースプログラムオフィスのソフトウェアエンジニアであるJeff Wilcox氏は、米国時間8月13日に新サイトの立ち上げを発表した。同氏によれば、このサイトでは、GitHubで公開されているMicrosoftのプロジェクトの動向をほぼリアルタイムで把握できると述べている。

 同氏によると、このサイトはもちろん「Azure」クラウドでホストされており、「Azure Front Door」 「Azure Kubernetes Services」(AKS)、TypeScript、Node.jsを活用している。

 Microsoftの主なオープンソースプロジェクトには、「Windows Terminal」「VS Code」「.NET MAUI」「Windows Calculator」「TypeScript」「Cascadia Code」フォント、Windowsのパッケージマネージャー「winget」、「PowerShell」「Windows Subsystem for Linux 2(WSL2)」で使用されているLinuxカーネルなどがある。

 また同サイトでは、Microsoftの「Free and Open Source Software Fund」(FOSS Fund)についても紹介されている。この基金は、オープンソースの活動に熱心に関与しているMicrosoftの従業員が選考したオープンソースプロジェクトに、年間合計1万ドル(約110万円)の資金を提供するものだという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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