インテックは8月19日、複数のクラウドサービスのIDを一括で管理、認証できるクラウドサービス「ID認証サービス」を開始した。まずはIDとパスワードの認証機能を提供し、2021年2月頃から証明書認証やワンタイムパスワード認証などの多要素認証やモニタリングレポート機能などを追加提供していくという。
同サービスでは、Microsoft 365やG Suite、Salesforceなど異なる複数のクラウドサービスのIDを一括して管理でき、ユーザーの要件に合わせて複数の認証方式を利用できる。それらのために必要な機能(証明書認証やワンタイムパスワード認証などの多要素認証やIDの管理・モニタリング機能など)をクラウドサービスで提供する。
これによりユーザーは、複数のクラウドサービスを利用するために必要な機能を開発する必要がなく、コストを抑制しながら社員がいつでもどこからでも安全に複数のクラウドサービスを利用できる環境を構築できるとする。パスワードポリシーを自由にカスタマイズでき、ふりがななどの日本語特有のID情報も管理可能としている。また、SaaS事業者がサービス利用者向けに今回のサービスを展開することも可能という。
サービスイメージ
費用は、加入料が20万円、月次サービス利用料が1ID当たり月額300円から(ID数で変動)となる。同社では、社内システムと連携するためのAPIの提供やユーザー管理機能なども予定している。