本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。
今日のポイント
- 人気の株主優待銘柄にはコロナ直撃で業績不振が多い
- コロナに強いと筆者が判断する4銘柄を選別
- 4銘柄の配当利回りをチェック
- コロナ後に回復を期待するイオンモール
これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。
人気の株主優待銘柄にはコロナ直撃で業績不振が多い
小売り、外食、空運、サービス業には、個人投資家に人気の株主優待銘柄が多数ある。しかし、小売り、外食、空運、サービス業には今、コロナショックで業績に深刻なダメージを受けている銘柄がたくさんある。中には、「減配」「優待の改悪」を発表し、株価が下がる銘柄もあるので注意が必要だ。
新型コロナウイルス感染症が去れば業績が急回復すると期待できる銘柄はまだいいが、コロナ後も構造的に収益低迷が続くと考えられる銘柄には投資すべきでない。
一部の優待投資家に、優待内容の魅力だけ見て業績をほとんど見ない方もいらっしゃるが、今は業績・財務内容・ビジネスの中身(コロナに強いか)もしっかり見て投資銘柄を選別すべきと思う。
まずは人気トップ60(※注)をご覧いただきたい。
株主優待を実施している銘柄の人気トップ60

出所:楽天証券「株主優待検索」
上記は推奨銘柄ではない。楽天証券の株主優待検索で得られた情報をそのまま掲載している。上記には「筆者が投資すべきでない」と考える銘柄も含まれている。また、第3位に入っている楽天について、筆者は投資判断を述べることはできない。