JPCERT/CC、機密情報共有手順「TLP」の日本語資料を公開

ZDNET Japan Staff

2020-08-20 10:30

 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、企業や組織のセキュリティ対応チーム(CSIRTなど)が情報を共有するためのTraffic Light Protocol(TLP)に関する国際資料「TRAFFIC LIGHT PROTOCOL(TLP) FIRST Standards Definitions and Usage Guidance」の日本語版を公開した。

 TLPは、機密性のある情報を確実かつ適切な組織や人物が共有するための手順。サイバーセキュリティ業界では、セキュリティ対応チームの国際組織「Forum of Incident Response and Security Teams(FIRST)」のSpecial Interest Groupsがインシデント対応における情報共有の促進を目的にTLPの標準化を進めている。

 JPCERT/CCが公開した資料は、TLPの定義や利用方法、注意事項についてまとめたFIRSTの資料を日本語に翻訳したもの。NTTとパナソニックのセキュリティ対応チームが監修している。

 なお、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)の資料ではTLPの概要を下図のように示している。

NISCによるTLPの概要
NISCによるTLPの概要

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]