【ラウンドアップ】
コロナ禍による強制的な在宅勤務で見えてきたのが、それまで回っていた業務が非効率だったという事実だ。紙をベースにしたワークフローと承認したことを示すハンコがその象徴的な存在だ。
デジタル化すれば、いつでもどこでもPCで作業を進められることになり、業務プロセスのスピードを加速させられる。外出している上長を社内で待ったり、関係部署の人間を追いかけ回して承認を求めたりといった、物理的な作業にかかる時間を多く減らすことができる(根回しなどの合意形成はチャットで済ませられる場合もある)。
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経理や財務、3割がテレワークせず--最大のネックは「紙の書類」
日本CFO協会の調査によると、テレワークを実施または推奨した約70%のうち4割がテレワーク実施中に出社したという。理由は「紙の書類の処理」「会議への参加」「打ち合わせ」「銀行対応」など。
2020-04-07 -
テレワーク比率は84%、紙も9割削減--働き方改革進める味の素の徹底ぶり
働き方改革を進めてきた味の素は2015年度に全社的な取り組みとして進めている。就業時間を短縮するだけでなくテレワークやフリーアドレスも導入、オフィスのあり方も見直してペーパーレスも進めている。
2019-07-30 -
消費者はデジタルでの取引を求める--企業のデジタル化を阻害するのは財務とIT
消費者の83%は契約や商品購入においてデジタルでの取引を望んでいるという。消費者の86%は紙での取引は時代遅れと考えていることも明らかになっている。
2017-11-15
日本企業が以前から取り組んできたペーパーレスは、紙という物理的存在を減らすことに意識が集中していたかもしれない(法律で定められた契約書の保管では、契約書をデジタル化すれば、紙の保管コストを削減できるというメリットを得られる)。しかし、ここに来て、ペーパーレスは業務のスピードを加速できるというメリットも実感できるようにもなっている。
ペーパーレスは、IT部門ではなく、経理や財務、購買などの各部門が主導して進めた方がメリットを得られる。紙が存在している業務を知っているのはそれぞれの部門だからだ。
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給与明細配信SaaSでペーパレス--「TeamSpirit」で確認
B-R サーティワン アイスクリームが給与明細配信SaaS「Fleekform給与」を採用しペーパレス化を促進。UIに加えて「TeamSpirit」と連携できる点を採用ポイントにあげている。
2020-04-15 -
アソビモ、給与明細配信をクラウド化--決定から1週間で対応
アソビモが給与明細配信をSaaS「Fleekform給与」に切り替えた。企業と従業員の双方のメリットを考慮、1週間で対応、4月から実運用させている。
2020-05-18 -
三菱重工、請求書支払業務を電子化--月間2万枚をペーパーレス
三菱重工は請求書支払業務を電子化する。2019年4月からシステムを本格稼働させ、2020年には月間2万枚の請求書をデータで管理する。
2018-11-30 -
日本郵船、経費精算にクラウド採用--紙とハンコから脱却、年6800時間を削減
日本郵船が経費精算サービス「Concur Expense」を10月から採用。BPOサービスも併用し、紙とハンコ文化から脱却する。計6800時間を削減する見込み。
2020-05-15 -
「遠くない将来に領収書という紙がなくなる」コンカー、キャッシュレス推進
コンカーは、経費精算・管理のキャッシュレス化を推進する連携サービスを発表。2025年までにキャッシュレス決済比率を40%に高めるという経済産業省が進める「キャッシュレス・ビジョン」が背景にある。
2019-09-10 -
「Evernote」だから簡単にできる--請求書や領収書の管理術
「Evernote」で簡単にできる請求書や領収書の管理術を今回は紹介する。Evernoteを使って経理部とペーパーレス、かつリアルタイムでのやりとりをしてみてはどうだろう。
2019-08-14