サンデンホールディングス(サンデン)は、アルゴグラフィックス、NECと連携し、設計・生産のプロセスをグローバルで一元的に管理するPLM(Product Lifecycle Management)システムを構築した。8月から国内拠点で本稼働し、順次海外拠点に展開する。
同システムは、これまで世界各地の拠点ごとに管理していたCAD(コンピューター支援設計)データや部品表のデータなどを集約して管理することで、プロセスの全社標準化、設計工数の削減、在庫管理の適正化、調達コストの削減などを可能にするという。
グローバルPLMシステムの概要(出典:サンデン、アルゴグラフィックス、NEC)
同システムの構築において、アルゴグラフィックスはダッソー・システムズのPLM製品「3DEXPERIENCEプラットフォーム(スリーディーエクスペリエンスプラットフォーム)」やインフラストラクチャー(クラウド環境)の構築を担当した。NECはPLMソフトウェア「Obbligato(オブリガート)」を導入し、グローバルで設計・生産をつなぐ基盤の構築を担当した。両社とも今後は運用をサポートしていく。