NECはニューノーマル時代を見据えたデジタルオフィス化に「ServiceNow Safe Workplaceアプリ」を採用した。NECは今後、同アプリを活用した社内実証を開始する。
ServiceNow Safe Workplaceは企業が従業員の職場復帰に不可欠な手順を効率的に管理し、全従業員の健康と安全をサポートするアプリ。オフィスに入館するNECの従業員は、「NEC Digital ID 入退場ゲート」でマスクを装着したまま顔認証と体表温度の測定を行う。このフローを同アプリと連携させることで、従業員がオフィス内で健康と安全を確保するためのワークフローを稼動することができる。
例えば、体表温度がしきい値以上の従業員に対して効率的な健康状況のフォローアップを行い、当該従業員がこれまでにオフィス内で接触した可能性がある従業員を迅速に特定するほか、感染の可能性がある従業員がアクセスした場所の消毒や閉鎖を行うといったワークフローを自動化させることが可能だ。
NECは、7月に「New Normal時代の新しい働き方をDXで実現するデジタルオフィスのプロジェクト」を始動した。その第1弾として、ニューノーマル時代に求められるオフィスの在り方を見据えて、生体認証や映像解析などの先進技術を活用し、ゲートレス入退システムやマスク対応レジレス店舗などのさまざまなシステム実証をNEC本社ビル内で開始している。