Microsoftは「Windows 10」の設定アプリの改良を続けているが、今度は設定アプリにディスク管理機能を導入しようとしている。

提供:Microsoft
Windows Insider ProgramのDevチャネル向けに公開されたビルド「20197」では、設定アプリに「ディスクの管理」機能が追加された。
Windows Insider ProgramのシニアプログラムマネージャーであるBrandon LeBlanc氏は、ビルド20197の内容について説明する記事で、「本日のビルドでは、設定アプリからディスクとボリュームの管理を行えるようになった」と述べている。
この機能を使えば、ディスクの情報を表示させたり、ボリュームの作成やフォーマットを行ったり、ドライブ文字の割り当てを行ったりすることができる。設定アプリのディスク管理機能ではアクセシビリティーが向上したほか、「記憶域スペース」機能やストレージの詳細情報ページなどとも密接に連携している。
記憶域スペースは、システムが複数のドライブをまとめて1つの記憶域スペースのプールを作成したり、ドライブの故障からデータを保護したりするための機能だ。
新しいディスク管理機能は、[設定]>[システム]>[ストレージ]から「ディスクとボリュームの管理」をクリックすることで試せる。
現時点では、必要な人のために「Microsoft管理コンソール」のディスク管理スナップインも引き続き利用できるようになっている。
またMicrosoftは、今回のビルドでプレビュービルド20190で導入された新しい「ヒント」アプリを取り下げた。
このアプリは、機能アップグレードで導入されたユーザーが気づかないかもしれない新機能を説明するためのものだった。
Microsoftが今後、ヒントアプリをいずれかの段階で再導入する予定なのか、それともこのアプリで提供されていた機能を別のツールに再編するつもりなのかは明らかにされていない。
LeBranc氏によれば、ヒントアプリが導入されたのは、ユーザーからのフィードバックを得て、どの程度関心を得られるかを測るための「試験導入」であり、「ビルド20190だけのもの」だったという。LeBranc氏は、Insiderの参加者は「今後のビルドでまた同様の機能を見ることになるかもしれない」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。