東邦銀行、東邦情報システム(TIS)、NTT東日本 福島支店(NTT東日本)は8月25日、地域経済の活性化を目的とした業務提携を発表した。地域の企業におけるIT活用を支援していく。人手不足や新型コロナウイルス感染症の流行などを受け、IT活用による業務の変革が必要とされている。
連携合意時の模様(出典:東邦銀行、TIS、NTT東日本)
東邦銀行は、取引先企業のさまざまな経営課題を把握し、ITコンサルティングの要望がある企業をTISに紹介する。TISは、東邦銀行の取引先企業が抱える課題の解決に向け、ITソリューションを提案するほか、NTT東日本のソリューションに適した顧客を紹介。NTT東日本は、TISから紹介のあった取引先企業へ共同でITソリューションを提案するとともに、TISがNTT東日本の商材を提案する際、後方支援を行う。
例えばTISは8月24日から、NTT東日本のOCR(光学文字認識)サービスを「らくらくAI-OCR」として提供している。同サービスは、NTT東日本が2018年度の第2四半期に実施したトライアル(技術検証)で、96%以上の認識率を記録したという。RPA(ロボティックプロセスオートメーション)と組み合わせ、紙帳票などのデータ化からシステム投入までの作業を自動化するなど、複数のITソリューションにより業務の効率化を目指している。
(出典:東邦銀行、TIS、NTT東日本)