Salesforceは極めて好調な四半期決算を発表した翌日の米国時間8月26日、一部の従業員を解雇することを認めた。対象となるのは、従業員5万4000人のうち約1000人だという。The Wall Street Journal(WSJ)が報じた。
Salesforceの広報担当は米ZDNetに対し、「継続的な成長に備えるため、リソースを再配分している」として、「それには、戦略的分野にテコ入れするため、雇用の継続と一部従業員の配置転換を実施したり、もはや最優先の事業に対応できない一部の職務を廃止したりすることも含まれる」と述べた。
この広報担当者によると、同社は影響を受ける従業員に対し、「社内であれ新たな機会であれ、キャリアにおける次のステップを見つける」よう支援するという。
同社は25日に発表した第2四半期決算で、売上高が前年同期比29%増の51億5000万ドルだったことを明らかにしていた。
Salesforceは新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大する中、2020年に市場の多くの企業よりも優れた業績を上げたクラウド企業やデジタル企業の1社だ。Mozilla、Uber、Airbnbなど他のIT企業は、新型コロナウイルスの流行に関連する経済の混乱により、従業員の解雇を余儀なくされた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。