Microsoftは米国時間8月26日、一部ユーザー向けの「Windows 10 1803」のサポート終了日を延期することをブログ記事で明らかにした。サポート終了は2020年11月10日を予定していたが、新しい期限は2021年5月11日となる。
サポートが終了すれば、セキュリティアップデートは提供されなくなる。2021年まで延期となるのは、Windows 10 1803の「Enterprise」「Education」「IoT Enterprise」の各エディションだ。「Home」「Pro」「Pro Education」「Pro Workstations」については、すでに2019年11月12日にサポートが終了している。
Microsoftによれば、サポート終了日を修正したのは、新型コロナウイルス感染拡大の最中に、企業は事業の継続性にフォーカスする必要があるとのフィードバックが寄せられたためだという。
Microsoftは、Windows 10 1803のEnterprise、Education、IoT Enterpriseのセキュリティアップデートは、「Windows Update」「Windows Server Update Services」「Microsoft Update Catalog」を通じて提供される。
同社は3月、新型コロナウイルスの影響を考慮して、一部顧客の「Windows 10 1709」のサポート終了日を延長すると発表した。2020年4月14日に終了する予定だったサポートを、Enterprise、Education、IoT Enterpriseについては、10月13日まで延長した。
Windows 10 1803の後継版となるWindows 10 1809は、EnterpriseとEducationのユーザーのサポートを2021年5月11日に終了する。これは、1803のEnterpriseおよびEducationのユーザーと同じ期限となる。同社は現時点で、「Windows 10 1903」のサポート延長を発表しておらず、いずれのエディションも2020年12月8日にサポートが終了する予定になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。