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ヤマハ、遠隔会議向け音響システム--会議室に設置して発言を聞きやすく

阿久津良和

2020-09-03 07:45

 ヤマハは9月2日、遠隔会議向け音響システム「ADECIA(アデシア)」を発表。2021年1月から提供する。企業の会議室や教育施設、政府機関やホテルなどでの利用を想定している。

 既存製品である「Dante」とPower over Ethernet(PoE)に対応するラインアレイスピーカー「VXL1-16P」とL2 PoEスイッチ「SWR2311P-10G」に、新製品であるシーリングアレイマイク「RM-CG」、遠隔会議用プロセッサー「RM-CR」を組み合わせた。税別価格はRM-CGが60万円、RM-CRが24万円。

 日本や北米、欧州で出荷し、販売比率は国内2割、海外8割。初年度の売り上げは2000セットを目標にしている。8月26日に開かれた記者会見で音響事業本部 コミュニケーション事業部長 池松伸雄氏は「ビジネスを加速させるのは音であるとの信念で取り組む」と説明した。

ヤマハ 音響事業本部 コミュニケーション事業部長 池松伸雄氏
ヤマハ 音響事業本部 コミュニケーション事業部長 池松伸雄氏
ヤマハ 音響事業本部 コミュニケーション事業部 商品戦略グループ 太田光彦氏
ヤマハ 音響事業本部 コミュニケーション事業部 商品戦略グループ 太田光彦氏

 ヤマハは2006年から遠隔会議用スピーカーフォンの市場に参入。企業活動のグローバル化や移動にかかる時間と費用の削減、ワークスタイルの多様化に加えてコロナ禍にある現在について、音響事業本部 コミュニケーション事業部 商品戦略グループ 太田光彦氏は「(ポストコロナ時代の)オフィスはコラボレーションの場という役割が求められ、遠隔コミュニケーションが必要な空間は増加する」と見込んでいるという。

 前述のようにADECIAは新製品のRM-CGとRM-CR、既存製品のVXL1-16P、SWR2311P-10Gで構成される。

 RM-CGは天井に設置することで机上にマイクを設置することなく、話者が発言する際にビームが音源の方向を検知する「ダイナミックボイストラッキング」を採用したシーリングアレイマイク。利用形態で話者の距離を取らなくてはならない場合も、4本のオートトラッキングビームフォーミングを採用することで、同時発話を追尾する「ビームフォーミング」を実現できるという。

オートトラッキングビームフォーミングのデモンストレーション。移動中の話者を追いかけるビームをアプリケーションで可視化している
オートトラッキングビームフォーミングのデモンストレーション。移動中の話者を追いかけるビームをアプリケーションで可視化している

 また、天井という設置形態から空調やプロジェクターのファンノイズ、話者の音量など懸念材料は多い。昨今のオンライン会議でも、話者によって音量が統一されず、音量差にストレスを感じる方は少なくないだろう。

ADECIAの配線イメージ(出典:ヤマハ) ADECIAの配線イメージ(出典:ヤマハ)
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