アステリア(品川区)とエクス(大阪市北区)は9月9日、データ連携(EAI/ESB)ソフトウェア「ASTERIA Warp」とクラウド型電子データ交換(EDI)「EXtelligence EDIFAS」の連携をノーコードで実現できるという専用アダプター「EDIFASアダプター」の提供を開始した。
2024年にISDNの終了が予定されており、「EDI2024年問題」への対応が課題となっている。
エクスが提供するEDIFASは、中小企業庁が推奨する、電子取引のデータ形式を共通化する規格「中小企業共通EDI」に準拠。月額2000円から利用できるクラウドサービス型のEDI。
EDIFASはこれまで外部システムとの連携でCSV出力やREST APIを利用していたが、既存システムとよりスマートに連携するためにASTERIA Warp専用のEDIFASアダプターを開発。ASTERIA WarpとEDIFASがシームレスにつながることでノーコードでさまざまなシステムと連携できるようになるという。ユーザー企業はEDIFASの連携APIを意識せずに画面上で設定するだけでシステムを連携できるとしている。
EDIFASアダプターでは、見積依頼や発注、仕入検収などのデータをEDIFASにアップロード可能であり、見積回答や発注回答、出荷などのデータをダウンロードできる。税別の月額利用料は1万円~。別途ASTERIA Warpのライセンス料やEDIFASのサービス料金が必要。
EDIFASアダプターを利用したASTERIA Warpとの連携イメージ(出典:アステリア)