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「Microsoft Teams」のプラットフォーム戦略--長期的な勝利へのビジョン - (page 4)

Dion Hinchcliffe (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2020-09-16 06:30

Teamsを戦略的オーディエンスにもたらす

 ある意味において、Teamsがこの業界の明確な勝者である点は明白だ。これは「Skype for Business」の代替としてもはるかに優秀だ。Teamsは世界的な評価を得て採用され、市場で一目置かれるようになり、パンデミックに伴うリモートワークへの大規模移行という追い風を受けている。筆者が話をしたことのあるエンドユーザーや最高情報責任者(CIO)からは、使い勝手や複雑さに対する不満が定期的に聞こえてくるが、ほとんどの状況下で極めて有能なツールとして機能している。また、同製品は「Office 365」に欠くべからざるものとなっていることもあり、少なくとも当面の間は市場で圧倒的な存在感を発揮し続けるだろう。

 しかしここでの本当の疑問は、同社が有するOS以外の製品におけるプラットフォーム戦略の多くを押しとどめてきた問題を解決できるかどうかだ。「AppExchange」という素晴らしい製品を有しているSalesforceも、同様の問題を抱えている。その問題とは、システム管理者がOSの管理や調達、サポートといった重荷を背負いたくないと考えているというところにある。システム管理者は、管理しやすい、業務に即応したソリューションを求めているのだ。そしてユーザーも、こういった利点を生かせるよう訓練されていなければならない。

 正攻法として考えられるソリューションの1つは、コラボレーションのための素晴らしいスイスアーミーナイフへと変貌を遂げたとして、Teamsを今までとは違ったやり方でマーケティングしていくというものだ。この場合、組織内におけるプラットフォームの戦略的価値を理解するグループに売り込んでいくことになる。これは、従業員のデジタルエクスペリエンス統括担当者や、デジタルワークプレースの戦略担当者、さらには企業の作業員に可能な限りリッチで統合化されたソリューションを提供するという使命を持つ上級担当者に対して訴えかけていくということを意味している。メッセージングやビデオ会議のソリューションというアプローチだけではだめなのだ。

 2020年に入って従業員のデジタルエクスペリエンスが活性化しているのは良い傾向だ。常識の枠を超えるための暗黙の承認が存在しているのだ。2020年は、コラボレーションプラットフォーム戦争のルールが変化する可能性がある、そして実際に変化してきている年だ。組織の優先順位でデジタルワークプレースがトップ10に入ったことなど、筆者が記憶している限り今までにはなかった。しかし今はそうなっている。Teamsのような戦略的プラットフォームを、適切に訓練されたユーザーとともにうまく配備してその能力をフルに活用することで、よりシンプルかつ、よりスムーズな、より良く組織された、未来のデジタルワークプレースを実現できる理由を市場に納得してもらうのに、今ほど適切な時はないのだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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