三井情報は、製造現場などの産業系設備やセンサーから得た時系列データの可視化や分析に強みを持つ米Seeq Corporationと国内初となる販売代理店契約を締結した。
Seeqは収集した時系列データを可視化するソフトウェアを提供しており、製造現場で保有しているさまざまなデータベースと接続し、データを時系列で閲覧することができる。また、OSIsoftのPI Systemやアマゾン ウェブ サービス(AWS)をはじめとするさまざまなデータレイク基盤との親和性も高いため、機械学習機能を活用した機器の故障分析により、予知保全の対応が可能になる。
導入イメージ(出典:三井情報)
近年、発電所やプラント、製造現場では、収集データをダウンロードして表計算ソフトなどで分析する従来の手法から、自動的に解析するデジタル化への切り替えが進められている。三井情報はIoT分野における知見とSeeqの時系列データ管理技術を組み合わせて、製造業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速を支援していく方針だ。
今回の契約締結により、三井情報ではSeeqの製品導入を支援するスタートパックを提供し、導入から運用までトータルにサポートする。同パックは既存データベースとの接続支援、トレーニング、FAQ(2カ月間サポート)を含め5ユーザーライセンスで180万円からとなっている。