住友生命グループのメディケア生命保険(江東区、単体従業員数354人)は「Microsoft 365」への社内コミュニケーション基盤の移行にあわせ、活用するロボティックプロセスオートメーション(RPA)環境を「UiPath」へ移行。
TIS(新宿区)の支援を受けつつコンバートさせ、ゼロから開発する場合と比較して時間、コストを抑えて新環境に対応したという。9月18日、TISが発表した。
業務プロセス改善の一環で、2018年からRPAを活用。Excelと業務システムを連携させるソフトウェアロボットなど、バックヤード業務を中心に計26体活用していたという。
Microsoft 365への社内コミュニケーション基盤の移行が決定し、既存ロボットへの大幅な改修が必要になったと説明。
国内シェアの高さ、ユーザーの活発な情報交換などからUiPathへの移行を計画するとともに、異なるRPAへの自社でのコンバート実績が少ないことからTISへ支援を依頼したとしている。
開発ソース、ドキュメントなどを読み解きつつロボットを再開発。TISの開発知見をまとめたシナリオ開発時のサンプル業務テンプレート「TIS標準テンプレート」を活用し、ソースの記述ルール、シナリオ構成などを標準化したという。
共通ロジックと可変部分を切り分けるなど、並行して導入を進めるMicrosoft 365での動作エラーリスクを解消。2020年3月末にコンバート作業と検証テストを完了し、旧環境に対応しつつ最適化できたという。4月から本番業務で活用中と説明している。
![移行イメージ(出典:TIS)](/storage/2020/09/18/9f2c8470cb55c140d0f2a252e229ad91/200918_tis_001.jpg)
移行イメージ(出典:TIS)