McAfeeは米国時間9月28日、NASDAQ市場での新規株式公開(IPO)を申請した。McAfeeは今回のIPOにより、2010年に同社を買収したIntelの手を完全に離れる可能性がある。
2020年はエンタープライズIT企業のIPOが続いている。米証券取引委員会(SEC)への提出書類では、売り出し金額の目安として、1億ドル(約110億円)と記載されている。
Intelは10年前、当時の最高経営責任者(CEO)Paul Otellinni氏がエンタープライズセキュリティをハードウェアとソフトウェアで向上する戦略を開始する中、McAfeeを約77億ドルで買収した。
Intelは、McAfeeをIntel Securityとして統合を進めようとしたが、元のMcAfeeという名前でスピンアウトさせた。2017年4月、IntelはIntel Securityの株式の51%をTPG Capitalに売却することとなった。
McAfeeの2019年の売上高は前年の24億1000万ドルから9.4%増加し26億4000万ドルとなっている。McAfeeはこれまで、小規模なサイバーセキュリティ企業を買収するなど、製品やサービスを強化してきた。ティッカーシンボルは「MCFE」で上場する計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。