編集部からのお知らせ
宇宙ビジネスの記事まとめダウンロード
記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」
海外コメンタリー

Java生みの親、ゴスリン氏が語るJavaとAndroid

Liam Tung (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2020-10-07 06:30

 Javaは世界でもっとも広く使われているプログラミング言語の1つだが、Javaの生みの親であるJames Gosling氏が、マサチューセッツ工科大学(MIT)のリサーチサイエンティストLex Fridman氏のポッドキャストに登場し、今や何十億台ものデバイスで使用されており、「Android」の開発にも使われたJavaを作った経緯やその動機について語った。

James Gosling
James Gosling氏
提供:James Gosling/UserGroupsAtGoogle/YouTube

 Gosling氏がSun MicrosystemsでJavaをリリースしたのは25年前のことだ。Javaの存在は、2009年にOracleがSunを買収した大きな理由の1つになっただろう。Oracleによれば、今日では世界で510億のJava仮想マシン(JVM)が動いているという。

 同氏は、Javaを開発したきっかけについて聞かれると、同氏のグループは当時、コンピューティング業界が業界の外で見逃している機会があるのではないかと心配になったと話した。それは、現在のIoT(モノのインターネット)につながる可能性のあるものだった。

 「コンピューティング業界の外側で、コンピューティングのハードウェア、プロセッサーやネットワーキング技術に関する変化が起きていた」と同氏は語った。

 「例えばそれは、当時普及する兆しがわずかに見え始めた携帯電話であったり、エレベーターや、鉄道車両や、工場のプロセス制御システムであったり、AV機器であったりした。これらのものは、すべてプロセッサーが組み込まれていて、何らかの処理を行っていた。そこには、自分たちが理解しなくてはならないものがあると感じた」(Gosling氏)

 当時は、CとC++が「完全に世界を牛耳って」おり、あらゆるものはその2つの言語で書かれていたと同氏は話した。

 Gosling氏のチームは、1990年頃に「壮大な視察旅行」に出かけ、日本では東芝やシャープ、三菱、ソニー、韓国ではサムスンをはじめとするいくつかの企業を訪問し、その後は欧州でもPhilipsやSiemens、Thomsonなどあらゆる企業を訪ねた。

 「目に飛び込んできたことの1つは、それらの企業は、コンピューティングの世界で20年前に1度行われたようなことをやっていたということだった」と同氏は振り返った。

 「彼らはコンピューターネットワークを再発明して、コンピューティング業界の人間が過去に犯した間違いを繰り返していた。私にはネットワーキングの分野で多くの仕事をしてきた経験があったため、訪問したある社でネットワーキングに関して行っていることを聞けば、そのまま進めれば大失敗に終わりそうなポイントをいくらでも教えることができた」

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    MITスローン編著、経営層向けガイド「AIと機械学習の重要性」日本語版

  2. クラウドコンピューティング

    AWS提供! 機械学習でビジネスの成功を掴むためのエグゼクティブ向けプレイブック

  3. クラウドコンピューティング

    DX実現の鍵は「深層学習を用いたアプリ開発の高度化」 最適な導入アプローチをIDCが提言

  4. セキュリティ

    ランサムウェアを阻止するための10のベストプラクティス、エンドポイント保護編

  5. セキュリティ

    テレワークで急増、リモートデスクトップ経由のサイバー脅威、実態と対策とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]