小学館集英社プロダクションは、クラウド経営管理ソリューション「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management(EPM)」を導入し、7月に稼動を開始した。日本オラクルが発表した。
小学館集英社プロダクションは主に、キャラクタービジネスなどを担うメディア事業と、幼児/小学生向けを中心とした総合的な教育ビジネスを展開するエデュケーション事業を行っている。事業が多岐にわたることもあり、統一したフォーマットでの報告資料の作成が困難で、事業部よっては予算/実績管理の負荷が大きくなっていた。
同社はOracle Fusion Cloud EPMを導入することで、業務の標準化を図るとともに、手作業のデータ転記/集計によるミスやその修正業務などが減ったという。データの加工や多次元でのデータ分析も容易にでき、各事業に沿った最適な資料を短時間で作成することが可能になったとしている。直観的なユーザーインターフェースのため、操作が簡単でIT部門に頼らないシステム運用ができることも選定の理由だという。今後は、事業部横断プロジェクト計画などの領域でも活用することを視野に入れている。