マイクロソフト、「Office 2010」と「Office 2016 for Mac」のサポートを終了

Mary Jo Foley (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2020-10-14 12:25

 「Office 2010」と「Office 2016 for Mac」のサポートが米国時間10月13日に終了した。同日付けの月例セキュリティパッチ(Patch Tuesday)をもって、Microsoftはこれらの製品向けのセキュリティ更新、バグ修正、およびテクニカルサポートの提供を終了する。Office 2010とOffice 2016 for Macは以降も引き続き使用できるが、正式なサポートは受けられなくなる。

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提供:Microsoft

 Microsoftは、2つのOfficeバージョンのサポートが13日に終了することをMacユーザーに通知しただけでなく、「Office 2016」「Office 2019」、または「Microsoft 365」アプリ群(以前の「Office 365」アプリ群)に移行してOffice 365のバックエンドサービスに接続することも繰り返し推奨している。Microsoftは、古いOfficeクライアントのユーザーに対して、Microsoft 365/Office 365サービスへの接続をブロックすることはしないと述べた。ただし、そうしたユーザーは、最新の機能アップデートおよび修正を全て利用できるわけではないという。

 ビジネスユーザーがOffice 365のバックエンドサービスにアクセスするには、メインストリームサポートの「Office 365 Pro Plus」かOffice 2019クライアントが必要になるとMicrosoftは2018年2月に発表した。しかし、顧客からのフィードバックを受けて、2018年9月にポリシーを変更し、ユーザーが2023年10月までOffice 2016でOffice 365サービスを使用し続けることを認めた。

 その他の把握しておくべきOfficeのサポート期限は以下の通り。

  • Office 2010 Service Pack 2のサポート終了は2020年10月13日。Office 2010 Personal、Professional、Professional Plus、Professional Academic、Home、Businessも同日終了となる
  • Office 2013 on Windowsは2023年4月11日にサポートが終了
  • Office 2016 Home、Businessは2025年10月14日にサポートが終了。Office 2016 ProfessionalとOffice 2016のほとんどのバージョンも同日終了
  • Office 2019 Home、Businessのサポート終了は2025年10月14日。Office 2019の多くのバージョンも同日終了
  • 「Windows 8.1」でOffice 365 Pro Plus(Microsoft 365 Apps)は2023年1月までサポート
  • 「Windows Server 2016」でOffice 365 Pro Plud(Microsoft 365 Apps)は2025年10月までサポート

 Microsoftは、Officeデスクトップクライアントの新しい非サブスクリプション版(永続版)のWindows版とMac版を2021年後半に提供することを先頃明かした。Microsoftが過去の命名規則に踏襲した場合、これらの新しい永続版Officeクライアントは「Office 2022」という名称になる可能性が高い。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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