Dell Technologiesの「Digital Transformation Index」（デジタルトランフォフォーメーションインデックス）によると、リモートワークの増加と新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミックの中、企業の80％がデジタル変革に向けた取り組みを加速させている一方で、優先事項は変化しているという。
中規模から大規模の企業のビジネスリーダー4300人を対象とする同社の調査は、Vanson Bourneによって7～8月にかけて実施された。2020年のこの調査では18カ国の12の業界が対象となっている。
企業のITの行く手には嵐が待ち受けているといっても過言ではない。調査対象企業の3社に1社近くは、今後の数年を乗り切れないかもしれないと懸念している。また、回答者の60％は生き残るが、さらに人員を削減することになり、再び利益を生み出せるようになるには何年もかかるとしている。
加速しているプロジェクトには、サイバーセキュリティやリモートワークの機能、顧客や従業員向けのデジタルエクスペリエンス、データアナリティクスのさらなる活用などがあるという。この調査によると、組織の79％はパンデミックでディスラプションが引き起こされたことを受け、ビジネスモデルの改革を実行しているにもかかわらず、半数の組織は変革のペースが十分ではないとの懸念を抱いている。
さらに、デジタル変革に向けた複数の課題が存在している。
一方、向こう1〜3年分のテクノロジー主導の投資は失速状態にあるという。
デジタル変革に向けたさまざまな投資も計画されており、今後1〜3年ではサイバーセキュリティソリューションやデータマネジメントツール、5Gインフラなどが上位となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
