サムスン電子ジャパン(サムスン)の2つ折り有機ディスプレイ(有機EL)搭載スマートフォン「Galaxy Fold」は、OSに「Android 10」を採用し、開いた大画面に3つのアプリを表示、同時に利用できる、折りたためるスマホ端末だ。日本ではauが発売している。
11月上旬には上位機種「Galaxy Z Fold2」の発売を控えているが、改めて使い心地などを紹介する。
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2つの画面を持つ折りたたみスマホ
折りたたんだ状態で外側の表にくるカバー側には、4.8インチのHD+(1680×720)の有機ELを搭載している。ポケットから出してメールやSNSを確認するには便利だが、4.5インチというサイズを考えると、画面が小さく使いづらい。メールを読んだり、Twitterを流し読みしたりするにはこのサイズでもなんとかなるが、返信などの作業をする時には、2つ折りを開いて、大画面にアプリを移した方が効率がいい。
2つ折りを開いたメインディスプレイは、7.3インチの大型ディスプレイを実現している。解像度もQXGA+(2152×1536)となっており、広々としたディスプレイでさまざまな操作ができる。
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サムスンは、Galaxy Foldに「App Continuity」という機能を追加している。カバー側のディスプレイでアプリを使っている時に2つ折りを開くとメイン側のディスプレイが立ち上がり、アプリ画面をメインディスプレイにあわせたサイズに自動で修正、移動する。カバー側とメイン側のディスプレイが別々に管理されていないため、カバー側のアプリがメイン側で自動的に起動されて、操作が継続できるのは便利だ。
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ただし、App Continuityで利用できるのは、メール、「Google Chrome」ブラウザーなどの特定のアプリだけで、すべてのアプリが対応しているわけではない。どのアプリが対応しているかは、実際に試してみるまでわからない。また、メイン画面で起動したアプリの折りたたんだカバー側へという逆方向の自動移行には対応していない。