トヨタ自動車、豊田通商、デンソーの3社は、電通国際情報サービス(ISID)が提供する統合HCM(人材管理)パッケージ「POSITIVE」を給与システム基盤として採用した。3社で15万人の従業員が利用対象となる。
POSITIVEは基幹人事システムの主要機能である人事、給与、就業管理やワークフローに加え、タレントマネジメントやモバイル対応など広範な機能を網羅した大手企業向けパッケージ。人事シェアードサービスの基盤システムにも多く採用されている。
同製品はトヨタ自動車の給与システムとして2017年4月に稼動を開始しており、単体企業で約8万5000人を対象とする給与システムは国内最大規模となっている。
また、トヨタ自動車の生産拠点であるトヨタ自動車北海道や、自動車部品メーカーのトヨタ紡織、全国に販売網を展開するトヨタ販売店グループなど、複数のグループ企業での導入実績があり、いずれも高い評価を得てきたことが今回の採用ポイントとなった。
POSITIVEは、企業独自の処理を組み込むための機能を標準で搭載しており、パッケージシステムのメリットを生かしながら、既存システムとの連携や独自の要件にも柔軟に対応できる点が高く評価された。