Red Hatは、「Red Hat OpenShift」上で構築された5G(第5世代移動体通信システム)網ソリューションを提供するため、サムスンと提携することを発表した。
Red Hat OpenShiftは、企業向けのKubernetesコンテナー基盤で、サムスンは5Gソリューションに同製品を活用している。これにより、同社は競争力のある5Gアプリケーションとユースケースの実現に向けて、サービスプロバイダーへの支援を進めていく。
サムスンはRed Hatのベンダー検証済みVNF(仮想ネットワーク機能)認証を取得しており、完全なCN(コンテナー化ネットワーク機能)認証の取得も予定している。これはRed Hat OpenShift上のミッションクリティカルなネットワーク機能に対する最高基準となっている。こうした認証済みソリューションによって、サービスプロバイダーは、5Gやエッジコンピューティングの全機能を迅速に実現することができるようになるという。
今回の提携ではRed Hat OpenShiftの他、「Red Hat OpenStack Platform」「Red Hat Enterprise Linux」「Red Hat Ansible Automation Platform」「Red Hat OpenShift Container Storage」などのハイブリッドクラウドポートフォリオを利用する。これらをサムスンの5G vRAN、vCore、MEC、管理・分析に活用し、エッジコンピューティングなど、5Gベースのユースケースを拡大していく。