日本HP、新ワークステーション発表--3D CADなどをリモートで操作 - (page 2)

阿久津良和

2020-10-27 07:15

 デスクトップPCとモバイルワークステーションは多くのモデルを用意した。クリエイター向けデスクトップPCのZ1 Entry G6は、前モデルよりも9.6%小型化した筐体に、第10世代Intel CoreとGeForce RTX 2080 SUPER、もしくはRTX 2060 SUPERを搭載。同じく前モデルから15%の小型化を実現したという「HP Z2 Tower G5 Workstation」「HP Z2 SFF G5 Workstation」は、GPUとして前者がQuadro RTX3000、後者がQuadro T2000/RTX3000を搭載する。

 共通する仕様として、海岸や海沿いなど海へ流入する前に回収したプラスチックごみを活用したオーシャンバウンド・プラスチックをフロントベゼルやスピーカーなど素材に採用した。

 省スペース型ワークステーションのZ2 Mini G5は熱設計電力を見直すことでCPUにXeon W、GPUにQuadro T2000/T3000を搭載。専用キットを用いたディスプレイ背面への装着や専用ラックマウントキットで4Uの空間に7台までの設置も可能。

 いずれも10月下旬の販売開始を予定しており、税別価格はZ1 Entry G6が16万8000円から、Z2 G5が12万2500円から、Z2 SFF G5が11万5000円から、Z2 Mini G5が16万3000円から。

Z2 Mini G5
Z2 Mini G5

 自宅などで3D CADを使用するユーザー向けのZBook Fury 15 G7とZBook Fury 17 G7は、新たに「猛々しい、猛烈という意味」(大橋氏)を持つ“Fury”をサブブランドとして追加。バッテリーやM.2スロット、メモリースロットへも専用道具を必要とせずにアクセスでき、保守性を高めている。

 「CPU/GPU性能を最大限引き出すため、廃熱設計を一新。専用のベイパーチャンバーと高耐久性の液晶ポリマーを用いたデュアルブレードファンを搭載」(大橋氏)

 ZBook Fury 17 G7は10月下旬の販売を予定しており、税別価格は35万6000円から。ZBook Fury 15 G7は11月中旬の販売を予定しており、税別価格は32万4000円から。

 Quadro RTX5000搭載のZBook Studio G7と、GeForce RTX2080 SUPER搭載のZBook Create G7は11月上旬の販売を予定しており、税別価格はZBook Studio G7が73万8000円から、ZBook Create G7が45万6000円から。

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