ジョイフルサンアルファ、あなぶきハウジングサービス、NECソリューションイノベータは、顔認証技術を用いた無人店舗「FACE MART」を開店する。売場面積は約37.4㎡で、生鮮食料品、弁当/惣菜、飲料、日用雑貨など、約450品目を扱う。
同店は長崎市の分譲マンション「アプローズ長崎南ベイサイドヒルズ壱番館」の敷地内に、居住者を対象に営業する。大型な多棟タイプのマンションに対応するため、マンションのエントランス内ではなく、敷地内にトレーラーハウスを設置する方式で営業する。

完成イメージ(出典:ジョイフルサンアルファ、穴吹ハウジングサービス、NECソリューションイノベータ)
開店日は10月31日で、オープン後は24時間365日営業する。NECソリューションイノベータの顔認証技術を利用した入退館システムとセルフPOSシステムを利用するとともに、あなぶきハウジングサービスのサービス「ハピット」のデジタルサイネージシステムを活用した地域情報提供サービスも搭載している。マーチャンダイジングや商品供給などの運営面は、長崎市、時津町、長与町に14店舗のスーパーマーケットを展開するジョイフルサンアルファが担当する。
3社はそれぞれのリソースを掛け合わせてマンションのエントランス内に無人店舗を開発し、1年間の実証実験を経て、2020年8月30日に事業化した。マンション入居者に限定するという特徴を生かし、利用者の声を反映することで、小規模ながらも利用者の「欲しいもの」がある品揃えを提供していく。