ビジネスチャット「ChatLuck」新版、管理権限をカスタマイズして付与可能に

TechRepublic Japan Staff

2020-10-27 06:45

 ネオジャパンはビジネスチャットの新版「ChatLuck 3.7」の提供を10月23日から開始した。アンケート機能や管理機能が強化された。税別価格はクラウド版が1ユーザーあたり月額300円(最低契約数は5ユーザー)、パッケージ版がユーザーライセンスで年額36万円(最低契約数は100ユーザー、2年目以降は7万2000円)。

 アンケート機能は従来一度に1問ずつしか送信できなかったが、複数の設問を1回でまとめて送信できるようになった。これまでは、チャットで質問すると、回答がバラバラに送られることになり、整理が大変という声がユーザー企業から寄せられていた。

 管理機能では、管理権限をカスタマイズ、付与できる「運用管理者」が追加された。エンドユーザーの情報や部署などの情報をメンテナンスする人事担当者が、「ルーム」や「コンタクト」のメッセージを参照できないようにしたり、コンプライアンス部門の担当者に監査機能だけを利用できたりできる。

 「ルーム」は、プロジェクトや部署などの参加メンバーだけが利用できる場所。「コンタクト」は個別のコミュニケーションを支援するものであり、相手から承認されることで個人間でチャットできる。

 管理面では、利用者が自分の名前をメールアドレスなどを変更できなくするなどプロフィール項目を制限できるようになっている。人事マスターとChatLuckのユーザーマスターを連携している場合などに有効としている。

 オンプレミスの利用時では、ChatLuckのサーバーからiOSやAndroidの端末へのPush通知処理が、プロキシサーバーを経由して送信できるようになっている。インターネット上のhttps通信(iOSであればAPNs、AndroidであればFCM)を活用するが、これまではファイアウォールに専用のポートを空ける作業が必要となっていた。

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