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「生体認証、映像分析+感情分析」技術をニューノーマル時代に生かせ

松岡功

2020-10-29 07:00

 本連載では、筆者が「気になるIT(技術、製品、サービス)」を取り上げ、その概要とともに気になるポイントを挙げてみたい。今回は、ECとエストニアのRealeyes OUが共同開発した「ビデオコミュニケーションサポートサービス」を取り上げる。

生体認証、映像分析技術と感情分析技術を組み合わせたサービス

 NECとエストニアのRealeyes OU(リアルアイズ・オーウー)は先頃、NECの持つ生体認証、映像分析技術と、Realeyesの持つ感情分析技術を組み合わせた、新たな遠隔コミュニケーション向けのサービスを共同開発したと発表した。2021年1月にNECが商品化する予定だ。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、映像を使ったビデオコミュニケーションがさまざまな日常生活のシーンに浸透し、活発になっている。一方、そうした非対面のコミュニケーションは対面のコミュニケーションと比べ、「相手の意図していることがわかりづらい」「反応が掴みづらい」ことなどが課題としてあり、利用者のストレスも顕在化している。

 両社が共同開発したのは、PCやスマートフォンで使用されるビデオコミュニケーションツールと連携し、ツール利用者の同意のもと、プライバシーに十分配慮した用途において映像からツール利用者の感情を分析する「ビデオコミュニケーションサポートサービス」である。

 具体的には、世界で180社以上に導入されているRealeyesの感情分析技術を活用し、ビデオコミュニケーションツール上の映像からツール利用者の興味や注目度などの反応を分析。その結果は分析ダッシュボード上で一覧として確認でき、ツール利用者にリアルタイムで共有することが可能だ。

 これにより、非対面であっても、コミュニケーション中の理解に不安がある部分などを即座に把握、察知し、その場で伝え方を工夫したり、発言を促したりすることで、円滑な対話や会話の活性化に役立てることができる。また、分析ダッシュボードを振り返ることで、主催者は会議構成やファシリテーションなどの改善、参加者は自身の反応の振り返り、自己理解への活用など、利用者自身の目的に合わせてさまざまな用途で活用することができる。(図1

 なお、2020年8~9月の2カ月間に渡り、両社によるこのサービスの技術検証を実施。ウェブ会議における会議参加者の感情を分析し、参加者の感情変化を把握できることが、主催者による自身の進行の振り返りに役立つことを実証した。

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