NECは、フランス・リヨン市に拠点を置く国際刑事警察機構(インターポール)主催のサイバー犯罪捜査演習「Digital Security Challenge」において、演習シナリオの作成や解析対象となるデータの開発などを支援した。
この演習は、50カ国のサイバー犯罪捜査担当官や科学捜査の専門家を対象に、10月12~16日の5日間、オンラインで実施された。今回で第4回目となり、アジアだけでなくヨーロッパ、アフリカ、中東、南米などから100人がリモートで参加した。
NECは、グループ会社であるセキュリティ専門企業のサイバーディフェンス研究所とともに、演習シナリオの作成、マルウェア感染端末など解析対象となる機器のデータ開発、演習用解析環境の提供、演習当日の運営支援などに取り組んだ。さらに、犯罪に使用されたドローンのフォレンジック調査やファイルレスマルウェアの解析など、最新のテーマに関する技術も提供したという。