三井住友信託銀行、AI-OCRシステムで業務プロセス自動化を推進

NO BUDGET

2020-11-05 06:00

 三井住友信託銀行は、業務プロセス自動化を進めるAI-OCR(人工知能技術を活用した光学文字認識)システムにIBMのソフトウェア「IBM Datacap」を採用し、稼動を開始した。IBM Datacapは、AIを活用したOCR基盤を構築する。

 同行では、遺言信託業務において、従来は年間6万枚以上の紙帳票を手作業で処理していたが、今回の導入で100種類以上の異なる帳票を自動的に仕分け、帳票ごとに異なる必要情報をデータ化できるようになり、約45%の処理時間の短縮を実現した。

 AI-OCRシステムは、IBM Datacap内蔵のOCRエンジンとAI insideのAI-OCR「DX Suite」を組み合わせて構築している。

 IBM Datacapは、高機能なOCR利用基盤として、コグニティブ機能により非定型の帳票を自動的に構造解析し、識別、分類、およびデータの抽出を行う。さらに、内蔵のOCRエンジンに加え、他社OCRエンジンを組み込むことができ、帳票の文字特性等に合わせた最適なOCRエンジンによるデータ化を行うことが可能だ。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. クラウドコンピューティング

    生成 AI の真価を引き出すアプリケーション戦略--ユースケースから導くアプローチ

  3. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]