また、チャネル内のメッセージをピン留めする機能、IT管理者の承認を受けるためのアプリケーション情報送信機能なども加わった。ただし、筆者の環境(バージョン1.3.00.26064)ではいずれの機能も未確認である。
Accessは新たに日付/時刻拡張データ型をサポートした。たとえば、これまでの日付最小値は「100-01-01 00:00:00」だが、時刻拡張データ型の場合は「0001-01-01 00:00:00」となり、SQL構文との互換性を向上させている。興味をお持ちの方は公式ドキュメントを参照してほしい。
macOS版を含むその他の更新
バージョン16.42(ビルド 20101102)に更新したmacOS版だが、リリースノートによれば、Word、Excel、PowerPointでストック画像の利用が可能になり、PowerPointはプレゼンテーション実行時の録音体験を改善している。
OutlookはWindowsデスクトップ版で実装済みの新検索機能に対応し、ExcelはLET関数やPower QueryのMicrosoft SQL Serverサポート、ワークシートからフローチャートなどを作成可能にした。また、モバイルデバイスからMicrosoft Formsのフォーム作成や追跡もサポートしている。
バージョン2.42.2010080に更新したiOS版はWord、Excel、PowerPointでトラックパッドやマウスのサポート、ファイルの参照性を向上させる改善が加わっている。また、iOS 14でOutlookを使用している場合はマルチタスク機能により、OutlookとMicrosoft Edgeなど各アプリケーションの相互利用が可能になった。

iPad上で動作するOutlookとMicrosoft Edge
バージョン16.0.13328.20026に更新したAndroid版もiOS版と同様にMicrosoft Formsのサポートと、Outlookでフリーアドレスの席を予約するワークスペース予約に対応している。
ウェブ版Excelは他プラットフォームと同様にワークシートから組織図などを作成でき、ウェブ版Visioはページサイズの選択や共同作成者の名前をページ内に表示する機能を追加。ウェブ版Projectは割り当てたグループで各人の取り組み内容を見やすくしている。