ヤフーは11月5日、同社が提供する事業者向けデータソリューションにAPI経由でアクセスできる新サービス「DS.API」の提供を開始した。
第一弾として、同社が保有するビッグデータをブラウザー上で調査・分析するツール「DS.INSIGHT」の機能をAPI経由で利用できる「DS.API - INSIGHT」をリリースした。DS.INSIGHTのデータと自社データを組み合わせた高度なデータの活用が可能になるという。
Yahoo! JAPANでは、2019年10月にDS.INSIGHTの提供を開始。DS.API - INSIGHTでは、自社のアプリケーションだけでなく、DS.APIが連携するビジネスインテリジェンス(BI)ツール経由でも利用することができる。今回の発表に併せて、BI基盤「Tableau」との連携を開始している。Tableauのユーザーは、アプリケーションを開発することなく、DS.API - INSIGHTの利用が可能になっているという。連携先のBIツールは今後拡大の予定。
DS.API - INSIGHTの利用料金は、月額の固定基本料が10万円に、API使用量が従量課金される。API使用料は、APIごとに定められたリクエスト単価に応じて算出される。
DS.INSIGHT単体ではユーザー企業が保有するデータと組み合わせたより深い分析を行うことは困難だったといい、DS.API - INSIGHTを活用することで、例えば、販売実績などの自社データとともにサービスや製品名の検索推移などを定点管理し、プロモーション施策の検討や効果測定などへの活用が可能になるとしている。