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松岡功の「今週の明言」

クリックテックCEOが語った「プレゼンス向上へのアプローチ」

松岡功

2020-11-06 11:26

 本連載「松岡功の『今週の明言』」では毎週、ICT業界のキーパーソンたちが記者会見やイベントなどで明言した言葉を幾つか取り上げ、その意味や背景などを解説している。

 今回は、米Qlik Technologies CEOのMike Capone氏と、AWSジャパン 執行役員 技術統括本部長の岡嵜禎氏の発言を紹介する。

「Qlikは成長途上だがタフな会社。プレゼンスをもっと高めていきたい」
(米Qlik Technologies CEOのMike Capone氏)

米Qlik Technologies CEOのMike Capone氏
米Qlik Technologies CEOのMike Capone氏

 米Qlik Technologies(以下、Qlik)の日本法人であるクリックテック・ジャパンは先頃、米国本社の最高経営責任者(CEO)であるMike Capone(マイク・カポネ)氏がオンラインで事業戦略を説明する形で記者会見を開いた。Capone氏の冒頭の発言はその会見の質疑応答で、Qlikの今後について聞いた筆者の質問に答えたものである。

 会見の内容については関連記事をご覧いただくとして、ここではCapone氏の冒頭の発言に注目したい。

 筆者が会見の質疑応答で聞いたのは、「Qlikをさらに世の中へ広めていく上で、今後どんな手立てを考えているか」という内容だ。実は、この質問は「世の中へ広めていく」という抽象的な表現を使って、Capone氏がこの問いかけをどう捉え、経営トップとしてどのような切り口で答えるか、という点を探ろうとしたものだ。すると、同氏は次のように答えた。

 「Qlikのグローバルブランドの認知度が、MicrosoftやSalesforce.comなどに追いつかないのは確かだ。まだまだ成長途上にあるが、それでもタフな会社だと自負している。現在、マーケティングにも積極的に投資しており、その効果が今後ブランド価値の向上に表れてくると期待している。また、メガクラウドベンダーや大手コンサルティング会社とのパートナーシップによって、各社のセールスチャネルを通じてQlikの利用が着実に広がっているのを実感している。こうした取り組みでプレゼンスをもっと高めていきたいと考えている」

 Capone氏は筆者の質問をプレゼンスに対するものとして捉えたようだ。日本法人のカントリーマネージャーである今井浩氏もCapone氏とともに会見に臨んでいたので、同じ質問で日本市場へのアプローチを聞いてみた。今井氏は次のように答えた(写真1)。

写真1:クリックテック・ジャパンのカントリーマネージャーを務める今井浩氏
写真1:クリックテック・ジャパンのカントリーマネージャーを務める今井浩氏

 「日本でも同じくプレゼンスを一層高めていきたい。最近の調査結果から、日本企業はグローバル企業に比べて、データリテラシーやデータ活用のための仕組みへの投資がかなり低い水準であることが分かってきた。ただ、私たちからすると、こうした状況は大きなビジネスチャンスだ。これに向けてさまざまな施策を講じるとともに、パートナー企業との連携をさらに強化して、日本企業のデータ活用に貢献していきたい」

 お二人の話で筆者が最も印象深かったのは、Capone氏の「Qlikはタフな会社」という表現だ。同社が競うビジネスインテリジェンス(BI)市場は、IT分野でも最も激戦区だけに、「タフ」という言葉が口を突いて出た印象を受けた。独立系BI企業として今後のさらなる躍進に注目したい。

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