Colt データセンターサービスは11月9日、千葉県印西市に「印西3」データセンターを開設したと発表した。パイパースケールクラウド(世界規模で提供されるクラウドサービス)向けのサービスを提供し、既に90%以上の事前契約を獲得しているという。
「印西3」データセンター(提供:Colt データセンターサービス)
印西3は、同社が印西地区で展開する3番目のデータセンターになる。ハイパースケール需要に対応し得るという27メガワット(1平方メートル当たり平均3375ワット)の供給電力量を有し、3つのデータセンター合計では50メガワットになるという。自然災害に強い立地で免震構造を採用、電力使用効率(PUE)値は1.4としている。
「印西3」データセンターの概要
同日に記者会見したバイスプレジデント グローバルアカウント&ソリューションのQuy Nguyen氏は、アジア市場では今回の印西3および大阪、インド・ムンバイにおいてデータセンターの建設を進めていると説明、ハイパースケールデータセンターへの需要が高まる中で、現在は100メガワットの供給電力量をベースとし、将来的に520メガワットにまで増強していくと、方向性を示した。ハイパースケールにおいては、1平方メートル当たり最低でも2000ワット、標準では3000ワットの供給電力量が目安で、印西3はこれらを上回るキャパシティーとなっている。
Colt データセンターサービス バイスプレジデント グローバルアカウント&ソリューションのQuy Nguyen氏
また、6月にバイスプレジデント アジア・太平洋地域・日本代表に就任した杉原博茂氏は、「コロナ禍においても安心安全と品質、あらゆる事象へ迅速に対応するサポートを提供するとともに、ハイパースケールクラウドのエンドユーザーがミッションクリティカルなシステムを利用していることを念頭に置いて組織と運用体制を維持していく」とコメント。顧客満足度の向上を目指し、パートナーエコシステムの構築や強化も図ると説明した。
Colt データセンターサービス バイスプレジデント アジア・太平洋地域・日本代表の杉原博茂氏
併せて建設予定を明らかにした「大阪京阪奈データセンター」の概要も紹介。同施設は2022年の完成予定で、杉原氏は「大手クラウドプロバイダーや大企業の需要が東京だけでなく近畿圏でもひっ迫しておりきちんと対応したい」と話している。
2022年に完成予定の「大阪京阪奈データセンター」