Slack Japanは、ソフトバンクが約5万アカウントを導入すると発表した。企業導入では日本最大規模といい、10月から全社導入を進めているという。
ソフトバンクは、数年前から一部の部署でSlackを利用していたという。2020年6月から在宅勤務やサテライトオフィスの活用、外出先への直行・直帰などで働き方の多様化を進める。直観的な操作性やアプリ連携などの利便性、ソフトバンクの情報セキュリティポリシーに準拠した運用を行える点から、社内コミニュ二ケーション手段としてSlackの全社導入を決定したとしている。
今後は、業務内容に応じて適切なアクセス制御を行いながら、メッセージ発信や新規ビジネスに関するアイデア募集などで利用を検討していく。2019年から取り組む新規事業領域へ人材を再配置する「デジタルワーカー4000プロジェクト」でもSlackを活用する。
導入についてソフトバンク 常務執行役員 CIO(最高情報責任者)の牧園啓市氏は、「Slackを活用して、スピーディーな業務遂行と生産性の向上とを図るとともに、コミュニケーションを軸にしたグループシナジー創出を推進し、さらなる成長を目指す」とコメントした。
なおSlackは、「Slackは契約期間にわたって定額法で収益を認識しており、ソフトバンクによるSlackの導入はSlackの2021年度第3四半期の業績に影響を与えるものではない」と、業績面への影響を説明している。