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松岡功の「今週の明言」

NTTデータ社長は「NTTグループ再編」について何を語ったか - (page 2)

松岡功

2020-11-13 11:20

「2021年は日本で『クラウドデータマネジメント』をデファクトスタンダードにしたい」
(ヴィーム・ソフトウェア 執行役員社長の古舘正清氏)

ヴィーム・ソフトウェア 執行役員社長の古舘正清氏
ヴィーム・ソフトウェア 執行役員社長の古舘正清氏

 スイスのVeeam Software(以下、Veeam)の日本法人であるヴィーム・ソフトウェアは先頃、ビジネスの現状と今後の戦略について記者説明会を開いた。古舘氏の冒頭の発言はその会見の質疑応答で、日本でのビジネスの見通しについて聞いた筆者の質問に答えたものである。

 2006年に創業したVeeamは、VMwareの仮想基盤のバックアップ&リカバリソリューションを提供するベンダーとして成長してきた。その後、仮想基盤だけでなく、複数のクラウドにまたがる環境でワークロードとデータ保護をサポートするベンダーとして注目されるようになった。

 2019年のグローバルでの受注額は10億ドルを超え、顧客企業は37万5000社を数える。Gartnerによるデータセンターバックアップ&リカバリソリューション分野のマジック・クアドラントにおいて、2017年から3年連続でリーダーに選出されている。

 今回の会見の内容については関連記事をご覧いただくとして、ここでは古舘氏の冒頭の発言に注目したい。

 冒頭の発言にある「クラウドデータマネジメント」はVeeamが提唱しているコンセプトで、従来のデータのバックアップや復元、保護などを統合し、ライフサイクル全体でデータに包括的に対応するクラウド時代のデータマネジメントのことである。図1に示したのが、クラウドデータマネジメントのアセスメント内容である。

図1:クラウドデータマネジメントのアセスメント内容(出典:ヴィーム・ソフトウェア)
図1:クラウドデータマネジメントのアセスメント内容(出典:ヴィーム・ソフトウェア)

 最近のVeeamは、「クラウドデータマネジメントを実現するバックアップソリューションベンダー」として広く認知されるようになり、成長を加速させている。

 古舘氏によると、日本での今年の売り上げは前年比約40%増で推移しており、グローバルでの売り上げの伸びよりも倍増ペースの高い成長率を示している。ただ、「日本での目標値はもう少し高い」(古舘氏)とのこと。Veeamとしては日本法人に相当の期待をかけているようだ。

 冒頭の発言は、すなわちVeeamのソリューションを日本市場でデファクトスタンダードにしたいということだ。古舘氏は今年2月の会見で、日本のデータ保護ソフトウェア市場で「3年後にはシェアトップになる」と話していたが、今回の「デファクトスタンダード」発言はそれを2年前倒しする意気込みにも聞こえた。勢いはあるが、果たしてどうか。注目していきたい。

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