三浦氏は「自宅にネットワーク回線がなく、モバイルルーターを企業が貸与するケースも少なくない。増加傾向にあるのは営業活動のオンライン化など、対面業務のオンライン化が進んでいる。(一方で取り組みが遅れているのは)社内外文書の電子化。電子契約に関する質問が圧倒的に多かった」との見方を示し、非効率な押印に対する不満が顕在化したのでは推察した。
国内IT投資動向調査2021をとりまとめるにあたり、印象的だった調査結果を3人が語った。
三浦氏「リーマンショック時の悲劇は繰り返したくはない、と調査を進めてきたが(IT投資インデックスが)プラスだったので安心している」
水野氏「テレワークシステムが先行し、デジタルマーケティングなどが(IT基盤や労働環境の整備後に来る)数値として反映されることを注視している」
舘野氏「コロナ禍でテレワークや業務プロセスの見直しなど(社内向け環境整備)が進んだものの、顧客へ価値を提供する施策に至るかが今後の課題。マーケティングや営業活動は、2021年以降の課題になる」
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