アドビ、グローバルでのブランドマネジメントを実現するデジタル施策を紹介

大場みのり (編集部)

2020-11-16 11:55

 アドビは11月13日、グローバルでのブランドマネジメントを実現するデジタル施策について勉強会を開催した。その中で、同社の顧客であるオムロンの事例が紹介された。

 アドビ カスタマーソリューション統括本部 デジタルデザイン&オペレーション部 部長の山田智久氏は、統合型マーケティングソリューション「Adobe Experience Cloud」を説明した(図1参照)。

 Adobe Experience Cloudは、プラットフォーム、サービス、アプリケーションの3層構造。プラットフォーム層の「Adobe Experience Platform」は、顧客のプロファイルを分析し、その結果を外部のソリューションにも展開する。サービス層は、顧客のプロファイルと各アプリケーションを仲介する役割を担い、「Application Services」と「Intelligent Services」で構成されている。最上位はアプリケーション層で、ユーザーの行動を計測/分析し、次のアクションに使えるようにする「Analytics Cloud」、広告配信などを支援する「Advertising Cloud」、コンテンツの管理や配信を行う「Marketing Cloud」、在庫管理や多言語管理の機能を搭載したEC(電子商取引)基盤「Commerce Cloud」が位置づけられている。

図1(出典:アドビ) 図1(出典:アドビ)
※クリックすると拡大画像が見られます

 同社はこうした顧客体験の管理を5つの分野で支援するという。顧客体験をデータ化して、それらを洞察する「Data & Insights」、コンテンツを作成/販売する「Content & Commerce」、メッセージを届けるタイミングなどを管理する「Customer Journey Management」、データの増加に伴う分析の手間を軽減する「Experience Intelligence」、得られたデータをサードパーティーのソリューションとも連携しやすくする「Open Ecosystem」がある。

図2(出典:アドビ) 図2(出典:アドビ)
※クリックすると拡大画像が見られます

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]