日立製作所は、2020年度の新卒採用にデジタル面接プラットフォーム「HireVue(ハイアービュー)」を活用。公平性の担保や学生とのコミュニケーション増につながっているという。11月16日、提供したタレンタ(渋谷区)が発表した。
初期段階の面接、インターンシップ参加者の選考などをオンデマンドで実施。全対象者に質問できるため、評価指標を統一できるという。学生と面接官の相性で評価が変わることがなく、公平に選考できると説明。
日程や会議室調整の手間、面接時間を短縮でき、学生とのコミュニケーション時間を増やせるとしている。
内定後は、若手社員のインタビューといった採用担当から内定者への情報発信も可能。情報を提供しつつコミュニケーションも取れ、入社前の不安を払拭しながら関係性を構築できるという。
新型コロナウイルス感染症流行前から計画していたため、選考プロセス再検討にも早急に対応できたとしている。
HireVueは、録画、ライブ動画などを活用できる、面接に特化したウェブ会議サービス。ユタ州ソルトレイクシティに本社を設置するHireVueが開発する。
プログラミングコードテストなどの選択、記入式の質問や面接のスケジューリングなどをオプションで追加可能。
言葉や音声、態度を人工知能(AI)で分析する活躍予測、認知処理速度や作業記憶、数値推論、空間認識などの認知能力(コグニティブアビリティ)測定などもできるとしている。
![AIを活用した選考支援機能イメージ(出典:タレンタ)](/storage/2020/11/16/12bb730253f2090e97b5e4ff61cb07ac/201116_talenta_001.jpg)
AIを活用した選考支援機能イメージ(出典:タレンタ)
料金は、ビデオ面接のみ、年間採用人数30人までの「Basic版」が税別年額利用料200万円から、別途初期費用として60万円。AIでの分析などを年間500件まで判定できる「AI版」が250万円から。